気ちがい太鼓

日本人の方が、この太鼓の名前を読んでどんな印象を受けるのでしょう?
気ちがいには「気狂い」と「気違い」の2通りの書き方がある様ですが、音だけ聞くと最初の「気狂い」を思い浮かべる方が多いのではないかと思います。
だから『気ちがい太鼓』とはフランスのある太鼓チームの名前なのです、と言ったら、日本人の方は「ああ、やっぱり!日本語をあまり理解していない人が付けた名前なのね。」と思うかもしれません。
実際、私自身、数年前にYouTubeで気ちがい太鼓の名前を見た時ちょっとショッキングで、印象に残って忘れられないでいた名前です。
今回、初めて気ちがい太鼓のメンバーに実際に会う事が出来ました。
今日からベルギーで始まった和太鼓の強化合宿に参加してくださったからです。
気ちがい太鼓の名前の由来を伺う事が出来ました。
私より長い間、武道や太鼓に関わっていらっしゃる方々が、思いを込めて付けた名前でした。 『気•違い•太鼓』とでも名付けたら良かったのかもしれません。

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この写真は、アントワープの街角で撮った写真です。知識が足りず、いきじ流が何の流派か存じ上げ無いので恐縮ですが、海外でも沢山の道場の文字を目にします。
実は、海外では、私たちがお邪魔するほぼ全ての太鼓の教室をする場所は『太鼓道場』と呼ばれています。 太鼓に通じる道を太鼓道と呼んだりしますが、 逆に、「何人の日本人が “道場” に太鼓の練習に行っているのだろう? 」と考えさせられる事があります。
太鼓道を極めるために太鼓をしています、と言う心得を持っているのが、日本人なのか? 外国人なのか…? 日本人魂とか侍魂とか…"魂"とは日本人にしか無いものなのか?
日本の外に出るからこそ、思うことや感じる事、考えさせられる事が沢山あります。

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